コンセントは尖っているわけではなく、当たって痛いわけでもありません。
ですが、子どもにとっては危険がいっぱいです!
コンセントはなぜ危険?
消費者庁は、子どもがヘアピン等の身近にある金属をコンセントに差したり入れたりして
感電した事故の情報が医療機関から寄せられているとして、注意を呼びかけています。
また、コンセントは差し込み口に触ること自体はあまり大きな問題ではありませんが、肌が濡れていると身体に電気が通りやすくなるため、唾液や汗で濡れた手で触ることも非常に危険だといいます。
〈事故の報告例〉
・「子どもがコンセントにヘアピンを差し、ビリッと音がして火花が散った。左手の親指から薬指の先にやけどを負った。心電図や循環器に異常はみられなかったが、通院して様子を見ることとなった。」(4歳)
・「突然バーンと音がして、焦げ臭いにおいがしたので見てみると、子どもが尻もちをついた様子だった。右手に金属製のおもちゃのネックレスを持っており、一部が焦げていた。手と顔の皮膚の一部がただれるやけどを負ったが、不整脈などは見られなかった。コンセントとプラグの隙間にチェーンを巻き付けて遊んでいたようだ。」(4歳)
金属製の物をコンセントに入れたり、コンセントとプラグの間に差し込んでしまうと、発生した火花によりやけどを負ったり、電流が流れて体の中の組織を損傷することがあります。
事故を防ぐには?
まず、ヘアピン、針金、クリップ、チェーン、鍵、硬貨など金属製の物は子どもの手の届かない場所に保管します。
また、使用していないコンセントには、コンセントカバーやコンセントキャップなどを取り付けましょう。
コンセントキャップは手軽ではありますが外れてしまう可能性があります。
キャップタイプのものを使用する際には外れにくく、子どもの興味を引かない形状や色のものを選び、子どもが誤飲してしまわないように注意してください!
我が家では、コンセントカバーを使用しています。取り付ける手間は少しありますが、一度取り付けてしまえば簡単には外れませんし、安心感があります!
もし感電してしまったら?
①子どもの意識を確認する
意識がない場合
すぐに救急車を呼び、救急隊員の指示を仰ぎましょう。
意識がある場合
安静にして様子を見、体調に問題があるようなら受診をしましょう。
②患部にやけどがないか確認する
感電はやけどをする場合もあります。
感電のやけどは深部に達している場合が多いので、すぐに冷やしてから小児科を受診してください。
おわりに
子どものケガは全てを防ぐことは難しいかと思いますが、安全な環境を作ることはとても大切です。
対策を万全にして、ご家族の皆さんが安心して過ごせますよう願っております!
最後までお読みいただきありがとうございました。